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VFR400R(NC30)でたまにミニサーキット走行。C24セレナ(トランポ)と時々カメラのお話し。
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ちょっとした切っ掛けでバイクとの接し方はホント人それぞれだなぁとしみじみ感じている訳ですけれども。
 
僕はとにかくバイクに跨がって走り続けていたいという人間で、それこそこのブログのタイトル通り往き先は何処でも良いし、そもそも目的があってもなくても良い。
 
晴れの休日には一般道を車の流れに乗って適当にフラフラするのも好きだし高速に乗ってそこそこのクルージングも気分が良い。
 
たまにサーキットを走れる時は前の日の朝くらいから血管の中にガソリンが混ざってんじゃねぇかってくらいテンションが上がるしサーキットの最後の1本を走る時は走行時間が終わってしまうのが寂しくてコースインしたくないくらいだ。
 
とにかく走るのが好きだ。
 
世の中には愛車をいつもピカピカに磨くのが好きな人もいるし、走るよりも弄る方が好きな人もいる。
限りなくエンジンを痛めつけるバイク版スクラッチメンみたいな人もいれば免許もバイクも持っていないけど毎年MotoGPの茂木には必ず足を運ぶっていう人もいる。
 
ジャンルだってレーサーレプリカだったりスーパースポーツだったりメガスポーツだったりツアラーだったりネイキッドだったりオフだったりモタードだったりビッグスクーターだったりアメリカンだったり色々だ。
 
その中でもレーサーレプリカやスーパースポーツでツーリングが好きな人もいるだろうし、さすがにアメリカンでサーキットは聞かないけどカブでミニサーキットって猛者もいたみたいだし、いろんなバイクといろんな関わり方があって数え上げたらキリがないって訳だ。
 
自分はたまたまスーパースポーツが好きだし、サーキットを走るのが一番好きだ。
それはホントたまたま自分がそうだっただけで同じ年式のR1に乗ってる人でサーキットにまったく興味がない人もいるし、メッキビカビカのスイングアームがニュイーンと伸びてるのが自慢の人もいる。もちろんツーリングメインの人もいるし眺めてるだけで満足って人もいる。
 
僕はバイクが好きだ。
 
世間的にだいぶ『良い歳して』という響きを頂戴するようになって来た今でも、バイクに跨がる度に小学校2年の時に初めて母親の新聞配達用のカブを運転してみた時と同じ興奮を覚えるし、バイクを降りた時の充実感っていうか満足感っていうか、とにかく今でも初めてバイクを運転した時と同じ気持ちでバイクと接しているし、バイクに乗る度にワクワクする。
 
そもそも足がまったく届かなくてステップに背伸びして立ってやっとハンドルから顔が出るかどうかってくらいの小僧に一人でカブを運転させてみるというワンダフォーな両親に育てられてずいぶんダイナミックな人生を送っている訳ですけどね。
 
特に親父殿だ。
 
どういう訳か物心ついた時からおもちゃやら家電やらのネジにやたらと興味を持った僕に面白がって幼稚園の入園祝いはおもちゃみたいなドライバーセットをくれたし、小学校の入学祝いはホームセンターで安売りしてるようなラチェットセットだった。ラチェットは親父殿が持ってたヤツをお下がりでくれたんですけどね。
 
それはもうひたすらネジというネジをバラし回ってだいぶ両親を困らせたんだそうで、どうしてそんなコトをするのかと聞いたところ、ネジが外れるなら中身がどうなってるのかを知りたくて仕方がないと答えた、と。
散々ねだって買ってもらった超合金を家に帰って来るなりバラし始めて自分の力でバラせないトルクで締め付けてあったりすると『ネジを外してくれ』といって泣き喚いたんだそうだ。
 
普通に考えて嫌なガキだ。イカレてる。
 
その『物の構造を知りたがるイカレた解体屋』に親父殿がずいぶん長い時間を掛けて物を組み立てるというコトの面白さを仕込んだ結果、そのイカレた解体屋、つまり自分なんですけども、とにかくその小僧はバラしたものを元通りに組み立てられるようになった訳ですよ。
 
そういうある意味どうでも良い方に向かって英才教育っていうか、自由奔放に育てられた結果『とりあえず自分で何とかしてみる』という気概が植え付けられた。
 
平行して『とりあえずやってみれば?』っていうのもあったように思う。
 
ある時親父殿が半田ごてで何か作業をしてる時に興味津々で見ていたところ、親父殿が『危ないからそれに触るな』と言った。もちろんキンキンにスタンバイ状態の半田ごてのコトだ。
 
子供は知らないコトが多い訳ですよ。
熱いとか痛いとか危ないとか加減とか。
 
で、知らないからには聞く訳ですよ。『なんで危ねぇんだ?』ってな感じで。
 
そして親父殿はこう言うんだ。
 
『じゃぁ触ってみろよ?』
 
そりゃぁもうね、『じゅぅぅーー』ですよコレ。
 
『とうちゃん!オレもう触らねぇ!2度とそれに触らねぇ!!』と。
 
毎日がそんな感じで。
 
電気の使用量チェックのあのCDみたいな円盤は我が家の動力であるスーパーコンピュータと直結していて止めると家が大爆発して住む場所がなくなって自分どころか家族全員死んでしまうと教えられたし、家からちょっと離れた交通量の多い道路に近付くとチンコがもげておしっこ出来なくなって『身体の中に水風船みたいにおしっこが溜まって破裂する』って教えられた。
 
幼いながらも『世の中は危険で一杯だ』って思ったんだ。
 
『ちょっとした切っ掛け』の話しをしようと思っていたのにどういう訳か親父殿について熱弁してしまいましたよ。
 
なんていうかアレですね。
面と向かって言う機会もないし親父殿がこのブログを見る機会もないと思うんですけども、親父殿にはホント感謝してますよ。
 
これからもいつまでも元気で僕の数少ない親友の一人でいてください。
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