月にタッチするなんてわけないよっ！I Can Fly!!ってな♪

今年成長した部分は技術云々ではなく心だと思っている訳ですけれども。

 

成長したっていうか、これからもまだ成長し続ける予定なんですけども、今年初めてレースというものに参戦するようになって、あらゆるコトに対する考え方が変わった。

 

例えば今までサーキットを走るのは純然たる趣味で、サーキットを走るという行為そのものが目的だったので、『自己ベストを更新する』という漠然とした目標はあるものの、サーキットを走るコトを『練習』だと捉えたコトはなかった。

 

なので、去年の暮れにモッティーと初めて会って、いろんな話しをする中で、『のりはしは今まで練習だけは人一倍して来たのだから』というフレーズがどうしてもピンと来なかった。

 

ところが最近レースにも何度か出場して、勝ったコトもあるし勝てなかったコトもあるしっていうのを繰り返している内に、サーキットを走る＝練習という意識が強くなった。

 

練習というのは本番ありきで、例えば吹奏楽ならコンクールかも知れないし、ピアノなら発表会かも知れない。絵画なら展覧会かも知れないし、ジャイアンならリサイタルかも知れない。

 

つまり練習の結果を問われる場があって初めて練習という考えが生まれるのだと知ったって感じで。

そんでレースってのはただ単に良いタイムを出せるというだけでは勝てなくて、運だとか作戦だとか、他の要素の影響も大きい様子なのだけど、それにしても『後は運があれば…』と言えるくらいの実力はどうしても必要な訳で、やっぱり一生懸命練習をするってコトになる訳ですよね。

 

で、この練習ってのは、明確な目標を持っているか、そうでないかによって結果が大きく変わって来る。

そういう意味で今年3月のTTで手も足も屁もでない惨敗で悔し涙をボロボロ流したというのはとてつもなく貴重な経験だったと思う。

 

練習に対する意気込みとか姿勢が、あの日を境にガッツリ変わったもの。

 

実際にサーキットを走れる時の練習と、サーキットを走れない時にする練習とか。

 

去年までも四六時中バイクのコトを考えて生きてたし、意識しなくても常にサーキットを走るイメージを頭の中でモヤモヤさせていたのだけど、そのモヤモヤを『イメージトレーニングという名の練習だ』と言い切れるまでに進化させて、ここ暫くは何と満足にサーキットで練習も出来ないのに筑波と日光のタイムを脳内だけで更新し続けるという、もはやメルヘンな領域に踏み込んだ。

 

コレは日頃から、仕事のストレスから酒に逃げるという物凄くダメな生活パターンで、しかもコスト削減のためにロヂャースでリッターあたりの単価が目を疑う安物ウヰスキーに脳が侵されて、仮想と現実の区別があやふやになっているってのが一役かってるに違いない。

 

きっと僕みたいなのが『自分ならレインボーブリッヂの下を潜れると思った！』と飛行機をハイジャックしてしまったりするんだろうなぁ…(笑)

 

いや、笑い事じゃねぇかf(^_^;)


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