ブレーキホース作成で不具合解消。前編。

ここ最近のフロントブレーキの不調の原因が昨日ついに解明した訳ですけれども。

 

右側フロントホースのキャリパー側のフィッティング付け根辺りにフルードの滲みがあるのを発見して、どうやら原因はここに違いない、と。

フロントホースを換えてしまえば一発解消な訳ですけども、給料日10日前という非常にナイーブなこの時期、なかなかそういう訳にもいかんのですよね。

でもブレーキに問題があるのを直視してしまった以上このまま乗り続ける訳にもいかんしなぁ…っつって昨日のりはし脳をフルドライブして考えた苦肉の策を試してみるコトにしたんす。押忍。

 

ちょっと長くなるので前後編2回に分けますよ。

 

で、まずは買い出しです。

和光の2りんかんまでフラフラっと行ってこういうのを買って来た。

 

 

アールズのオリーブ。

こんなちっこいパーツが600円もすんのかぁ…とちょっとビックリしたもんですけども、命を預ける重要な部品だって考えたら600円は激安だと思い直した(笑)

 

自分のブレーキホースはスウェッジラインのが着いてるけどもアールズのオリーブで大丈夫なんだろうか、と買って帰って来てから思う始末。

取り合えずスウェッジラインのオリーブってのは売ってなかったんで仕方なし。これでダメならどうせホースを交換するまで乗れないんだし、この際突撃だ！

 

まず1度フロントホースを外すので、リザーブタンクの蓋を開けてエア抜きツールを使ってチューチューっと一気に抜き出す。

 

 

左右両方から抜けるだけ抜いたらマスターと左右のキャリパーからそれぞれバンジョーボルトを外してホースを取り外す。

ウエスでバンジョー付近をキレイに拭いて、問題のフルードが滲んでたバンジョー部分を解体してみると、フルードが滲み出して中でホコリを吸って大変なコトになっていた。

 

 

取り外す時にモンキー2本でフィッティングの上下それぞれをくわえて回すんですけども、慎重に力を掛けて行ったらどうも手応えがおかしい。

もしかして？と思って逆に力を加えるとするっと外れた。フィッティング部分だけ逆ネジになってたようで。

 

フルードを全部抜いたリザーブタンクを覗いてみたら、細かいホコリのような砂のようなものが入ってたんで、リザーブタンクを外して水でジャブジャブ洗っといた。

ホースを弄ってる間に天日干し。ブレーキフルードに水は大敵なので今日は天気が良くてありがたい。

 

 

抜き打ちダイエット検定ってどんな検定だよ！とか何とか思いつつ、いよいよ患部の摘出手術を開始する訳ですけども、元のオリーブの部分がフィッティングではなくホース自体にカシメられている。

これってホントにアールズのオリーブで平気なのか！？と更に不安になりつつ既に引き返せないのでオペを開始します。

 

まずオイルが滲んでる部分は全部摘出するのだけれども、短くなったホースで対応するために考えた方法が、その名も『前から見るとアルファベットのh型作戦』。スズキのバイクに採用されがちな取り回しです。

僕のR1の場合、フロント右がやられているので、元々左に着いてたホースを右にして、右のキャリパー側のダメになってしまった部分を切り詰めて右のキャリパーから左に飛ばすっていう作戦。

 

これだと1カ所切って詰めるだけで、マスターシリンダー側についてた2本共締めのバンジョーボルトを右キャリパーの1本用のと入れ替えれば出来る。予定。

 

フィッティングが外れたので、右のキャリパーに2本のホースを仮止めして現物合わせで長さと細かい角度なんかを決める。

大方決まったら切断部分の中心にビニールテープをキツく3重くらいに巻いてマーキング。兼メッシュのバラバラ事件防止。

ホースの切断はグラインダーとかの高速カッターを使うらしいんですけども、グラインダーはおろかサンダーすら持ってない自分としては電ドルに刃をセットして切断…ってのはホースよりも先に指か何かを落としてしまいそうなので人力で攻めるコトに決定。

 

 

金切鋸ってヤツだ。無謀な匂いがプンプンする(笑)

左右のバンジョーボルト部分を傷付けないようにTシャツの切れっ端で縛って保護したら準備完了。

 

何やらとんでもないコトをしようとしているのではあるまいかと不安になりつつ後編に続く。