サーキットタイムアップ持論とお財布が火の車状態

最近サーキットのタイムを削るためには根拠が必要だと思っている訳ですけれども。

10代の頃は走った分だけ速くなると信じてたので何はなくとも走り込み、とにかく走って走って走りまくってればその分絶対に速くなると思ってた。

今でもそれは正しかったと思ってるけど、それはあくまでも知識や経験が乏しくて、その代わり何処からか無尽蔵に湧いて来る体力や、あらゆる意味での恐怖心のなさがあっての話しで、それはある意味贅沢な話しだ。

それからずいぶん時間が経って、相変わらずバイクに乗っていてその上サーキットで何秒何秒言っていて、やっていることは大して変わらなくても確実に歳はとっていく。

体力は衰える一方だし、視力や反射神経も衰える一方だ。

今のところ、若い頃の自分が見たらがっかりするような歳の取り方はしていないと思っているし、歳を重ねる毎に変わって行く自分の考え方や行動や身体の変化もある意味では楽しんでいるので、それは良い。

それは良いのだけど、歳を重ねてもなおサーキットの自己ベストを削り続けるとなると話しは別だ。

メッ駐で土曜の夜から走っていて、明け方にハットリが『そろそろ帰るわ』と帰って行く時に、『オレもうちょっと走ってく』っつって、休憩はしつつも仮眠も取らずに次の日の夜にハットリが来たらまだ走ってたっていうようなマンガみたいな体力と時間はもうなくなってしまった。

するともう走った分だけ速くなる！走れ走れ！！オリャァァ！！っていうような根性論は通じないってんですよね。

そーこーでーだー。

自己ベストを削る根拠が必要なんですよ根拠が。

有り余る体力がなくなった代わりに、あんまり使ってなかった脳みそを使おうっていう訳ですね。

で、ラップタイマーと車載動画とGPSロガーと、取れるデータは取れるだけ取って、後からこれでもかと細かく分析する。

『こうだったら良いな…』じゃ意味がないし、『仮想ベストだと何秒』っていうのでもなくて、努めて現実的に今の自分のスキルで何処をあとどのくらい詰められるか？それを実行するためにはどのコーナーのどの部分でバイクがどうなっていないといけないか？っていうのを突き詰めて考える。

特にロガーのデータは重要で、自分のその時々の感情を全部取っ払って数値化してくれるので、比較検討がしやすいしイメージも作りやすい。

そんでロガーといえば幾つか有名どころがありますけども、僕はLap+をずっと使ってる。

解析ソフトが基本無料なのに得られる情報が膨大で、これがなかったら日光サーキットの自己ベストは今でも40秒切れてない自信がある。

そんな最重要アイテムのLap+がここ暫く調子が悪い。

Lap+はwin専用のソフトウェアなのだけど、僕は仕事の都合でコンピュータというとMacで、今は自分で持ってるのがMacbook AirのみなのでそれにVM Wareを使ってwinをインストールして使ってるっていう状況がそもそもイレギュラーだと思うので、動作が不安定だったり遅かったりっていうのは仕方ない。

ところが、ロガーの新しいのが登場した辺りにリリースされたバージョンをインストールしてからは、読み込み時にエラーが出たり、読み込み完了時に必ずフリーズしたりと困りものだった。

ロガーのデータは1走行毎に解析して次の走行に活かすっていうくらいじゃないと練習の効率が悪いと思っているのだけど、走行と走行の間の時間ってのはあまり余裕がないことが多いので、これはちょっとしたストレスだ。

もう仕方がないのでwinのノートかタブレットか、安いヤツを専用に買うか…と思っていたのだけど、そういえば分解一直線★さんがLap+のバージョンによって調子悪いっていう話しをしてたな…と思い出して、PCを買う前に一応試してみるか…と、最新以外でダウンロード出来る1.2.26というバージョンに戻してみた。

するとどうだ。

ロガーの読み込みで必ず出てたエラーも出なくなったし、読み込みスピードもそれなりに速くて安定してる。

読み込み終了時に必ずフリーズしてた症状もなくなった。

今使ってるロガーが壊れて現行のロガーを買わないといけない時が来たら、その時はいよいよ観念してwinマシンも買うことにしようと思うけど、ひとまず今の環境でちゃんとデータが取れるようになったのはありがたい。

何しろVFRにガッツリ投資したのとNSR50の練習に毎週出掛けているのとで、のりはし財政は火の車なのだ。