月に一度、あるかないかのチャンス。宇宙船地球号は有無を言わさぬスピードで駆け抜けている。

朝起きてみると暫く続いていた強風が収まっていた訳ですけれども。

いや、朝っていうか現在ののりはし時間の朝なので世間一般には夜なんですけども、特に急ぐ用事もなかったのでゆっくり寝てて、日付が変わる頃に起きてみたら風が収まって、雲は割と多いものの久しぶりに綺麗な星空が見える。

何しろ今日は新月です。

こういうことならもっと早く起きれば良かったな…と思いつつ、先月見つけた星景写真の練習に良さそうなポイントまで行くのは少し時間がもったいなかったので、カメラと三脚を持って車で近場をウロウロ。

東京とさほど変わらないくらい光害の多い地域に住んでいるんですけども、街頭のないだだっ広い田んぼ地区のど真ん中とかに行くと、肉眼でもそれなりに星が見える。

今回は練習の練習のようなつもりなので、これでじゅうぶん。

家を出る寸前くらいまでは北の方に北斗七星とかがかなり綺麗に見えてたのだけど、残念ながら北側はすぐに厚い雲に覆われて星は見えなくなった。

田んぼのど真ん中を走る道路に車を停めてカエルの鳴き声が賑やかな中、最近ISOを下げて露光時間を伸ばすっていうのばかりだったので、露光時間とISOの組み合わせを何通りも試しながらパシャパシャして遊ぶ。



ゆーっくり動いてる雲もそれなりに写そうと思うと、露光時間短めでISOを上げるっていう方がやりやすいし綺麗なのだと学んだ。

上のは6秒のISO1000だと思う。

でも改めて思うに、露光時間を伸ばすと自分の目では見えていないものも写せて魔法のようだと思う反面、どうしても空が明るく映って『夜感』のない写真になってしまう。

フォトショップでそういう色に加工するのは簡単だけど、そういうことじゃねぇしなぁ…f(^_^;)

で、今日は練習の練習をしようって訳なんですけどね、こういうのをやってみたんですよ。



今日初めてやってみたんですけども、SS30秒で17枚の8分半ですね。

目で見てると判りづらいんですけども、シャッタースピードをちょっと15秒とかで撮っても星がブレるんですよね。

そのくらい物凄いスピードで地球がブン回ってるってことなんですけども、30秒ずつ撮った写真をフォトショップのレイヤーにバラバラに取り込んで比較（明）で合成すると星が繋がった写真になる、と。

いずれはもっと長時間で星が端から端までバーってなってるのを作りたいと思ってるんですけども、その前に勉強と練習が必要って訳ですね（笑）

今日は30秒ごとに手動でシャッターを押してたのだけど、17枚でこの長さってことになると数時間は撮り続けないといけないので、さすがにリモコンをちゃんとしたいところだし、1枚ずつバラのレイヤーに読み込むってのも面倒だなこりゃぁ…とか思ってたんですけどね、ライトルームにスゲー便利機能があるのを知った！

ライトルームで選択した複数のプレビュー上で右クリックして出てくるメニューに他のツールで編集っていうのがあって、その中にPhotoshopでレイヤーとして開くっていうメニューがあんじゃないですかっ！！



スゲー！
良く考えられてんだな…。

で、もう少し別の場所で良さげなところを探そうと思って移動してたんですけども、OKRで急にボルトとかアルミの板とかそういうのが必要になった時に買い出しに出掛けるビバホームがあるんですよね。

その駐車場が回りに明かりが少なくて割と良い感じ。

そこでも同じような設定で試して見たのだけど…



それで判ったことには、この季節深夜2時が限界。
それを過ぎて3時近くなるともう空が明る過ぎてだめ。

いや、暗いんだけど明るいっていうか、暗いまま白んでいるっていうか…。

この場所の方が最初の場所よりも周囲の明かり的な環境は悪くないのだけど、肉眼でも判るくらい星が見えづらくなってISO100では30秒露光してもあまり星がキャッチできなくなった。

次の新月付近の休みはもっと早起きして早めの時間から練習を開始しよう。

っつぅか、新月付近にアルバイトが休みで晴れていて雲もなく、無風または三脚で固定したカメラが動かない程度の風っていう条件でしか練習できないってのは、なかなか狭い門だなこりゃぁf(^_^;)