白バイ警官の人に自分のR1（5PW）のテール周りのカッコ良さを力説していたあの日ののりはし。

人は良くも悪くも忘れながら生きていくものだと思う訳ですけれども。

むしろ忘れるから生きていられるとすら思う。

過去に犯した失敗やかいた恥っていうのは長く生きれば生きる程積み重なっていくものだけど、たまに断片を思い出して赤面するようなことがあっても普段は忘れているから毎日を生きることができる。

過去に起こった恥ずかしいことや辛いことを一度にすべて思い出すようなことがあったら、多くの人は生きていられないんじゃないのかな…。

少なくとも僕は多分無理だ。

ここまでの話しはまったく関係ないんですけどね、最近僕がアルバイトに出掛ける時間、駅まで歩いている途中で割と頻繁にYZF-R1というバイクとすれ違うんですよ。

ここ暫くあまり思い出すこともなくなったけど、僕も生活のすべてがR1のためっていうような時期があったな…と懐かしく思うことがあってですね（笑）

そんで昔の自分のR1を撮った写真のデータをガサゴソして眺めてたりする。

走りも見た目も名前もすべてがもう何から何まで好きだったのだけど、特にリア回りが好きだった。



この、テールがシュ！っていうところ！

あまりにも好き過ぎた結果、ウィンカーとかナンバーがその『シュ！』っていうスタイリングを阻害しているのが許せなくなって、ナンバーもウィンカーも極力出っ張らないように貼り付けてたりして（笑）

確か朝から何処か高速道路をフラフラと走り回ったあとか何かに、早めに切り上げて和光の2りんかんで何か買い物した帰り、笹目橋のところで白バイ警官の人に止められて、『運転手さん！このナンバーはちょっと…』か何か言われたんですよ。

僕的にはスタイリングを気にしてただけで隠す気はまったくなくて、後ろからバッチリ見える位置にナンバー灯も着けて昼も夜もちゃんと見えるようにしてたので、まったく心外だと言わんばかりに『はぁ…、何か問題が？？』とか普通に答えてたりして。

当時まだナンバーの取付角度を明確に縛る法律はなくて、かなりグレーゾーンだけど、ハーレーの人達なんかは縦に着けてる人も多かったんじゃなかったか。。。

そんでその白バイ警官の人にサーキットを走るので出来るだけ出っ張りを減らしたいっていうことと、何よりも『このバイクのここ！ここ見て！このシュ！ってしてるとこ！ここがあまりにもカッコ良すぎるでしょこのバイク！！』とかなんとか力説してたら『もう結構ですから（笑）』みたいに笑いながら開放されたのだけど、いやいやいや、そんなこと言わないでもっと聞いてくださいよ僕のバイクのカッコ良さを！くらい言ったんじゃなかったかなf(^_^;)

ホント良くも悪くも忘れて生きていくのが人間ってものだけど、楽しい記憶をたまに掘り起こすのは悪くないもんだな♪