原点はJOG-Z。行き着いた先はYZF-R1。

16の誕生日に原付免許を取ってからかれこれ19年経つ訳ですけれども。

 

途中のっぴきならない理由でバイクを降りていた時期や、免許そのものを失う事態が発生したりと紆余曲折を経て今の免許はゴール・D・免許って訳で。

 

無事故無違反甚だしい！！

人は成長するものなのですよ。えぇ、大人ですから。

 

さて、近頃少しずつ少しずつ絶滅への歩みを進める2stの原付スクーターな訳ですけども、仕事が終わって駅から自宅までの道を歩いていると、ここ暫く滅法見掛けなくなったJOG-Zとすれ違った。後には懐かしいホームセンターで良く売ってるカストロールのお菓子みたいな匂い。

 

スティーブン・キングによれば匂いはタイムマシンなんだそうで、ある匂いを嗅いだコトで記憶が掘り起こされて、その時、その瞬間に舞い戻るんだそうだ。

 

ホントその通りだと思う。

 

生涯通して唯一の新車、16歳の誕生日に納車されたJOG-Z。

雪の降る中納車されたJOG-Z。

日常の足代わりのために買ったはずなのに、気付いたら埠頭やら駐車場やらでゴリゴリとヒザを擦るメインマシンにされてしまったJOG-Z。

海駐で24時間走り続けるという無茶苦茶な扱いを受けたコトすらあるJOG-Z。

最後はフレームが折れて廃車になったJOG-Z。

 

あの頃はどうしたら今よりも速く走れるか？とかそんなコトばかり考えてたなぁ…。

 

ってソレ今とまったく変わってないんじゃないの！？

 

成長？？何ソレ。