義務はなくてもヘルメットは被った方がよろし。

職場が銀座にある訳ですけれども。

銀座というと割と近くに築地の魚市場があるので、高級な寿司屋さんなんかにお魚さんを配達してるのを見掛けたりする。

配達に使われてるのは主にジャイロで、5台見掛けたら1台はナンバーが青い。ミニカーってヤツですね。

法律ってのはなんともあやふやなもので、トレッド幅の違いだけで原付なのかミニカーなのかが変わるって訳ですよね。

ネットでもミニカー登録をするとヘルメットの着用義務がなくなるってのをメリットとして捉えてる文章を見掛けたりするけども、実はそんなもんはどうでも良くて、50ccのまま30km/hのスピード規制と2段階右折の縛りから抜けられるってのが最も大きいような気がする。

個人的に30km/hのスピード規制と2段階右折の縛りってのは逆に危ない場面が多いと思っているのだけど、それを守らないと免許が危ないっていうハメ技。

そもそも危ないって思うなら免許を取るハードルを上げるべきで、簡単に取らせておいてその免許と罰金を奪いに来られたら、それはおまわりさんの小遣い稼ぎのように感じてしまうってもんですよ（笑）

そんでその原付の縛りから抜けようと思ったら普通は排気量を上げてナンバーを黄色くしてみたり、場合によってはピンクにしてみたりするコトになるんですけども、それには知識や環境か、それなりのコストが掛かる。

それがジャイロなんかだとホイールに下駄を履かせてトレッドを増やせばミニカーになるっていうなら、それはメリットしかないようなもんですよね。原付免許じゃ乗れなくなるけど。

そんなこんなで今日の仕事中、職場を抜け出してタバコを吸っていたら向こうからやって来るジャイロキャノピー。

フロントの窓（？）越しに見える運転者はビシッとスーツでポマードか何かが黒光りしている、恐らく夜の銀座の住人だ（笑）

どういう理由でそんな人がジャイロをすっ飛ばしているのかは判らないけど、髪型を気にする人は確かにヘルメットの着用義務がないってのはメリットになるのかも知れないな…と思った。

そして何気なく見送ったジャイロキャノピーの後ろ姿。

そこについていたナンバーは、白かったんだ…。

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