心底惚れています。寝食も忘れる程に。

月の食費よりもバイクのランニングコストの方が遥かに高額な訳ですけれども。

 

これまでに乗って来たバイクの中で新車で購入したのは原付免許を取ったその日に納車したJog-Zのみで、後はもっぱら中古、それもほぼスクラップっていう状態のを安く買い叩いてその上なるべく安く直すっていうのばかりで、中古とは言え納車されたその日からちゃんと走るコトが出来た今のR1は自分の中では奇跡に近い。

 

実際購入した当時で5年落ちの中古の癖に、排気量によっては何台か新車で買えてしまうくらいの乗り出し価格で、某靴下的な中古屋の兄さんとR1を挟んで延々と話して意気投合した結果、表示価格よりもかなりガッツリ値引きしてくれたにも関わらず、まだローンは継続しているという。

 

R1でサーキットを走っていると、割と頻繁に『良いですよねぇR1』って声を掛けられるコトがある。

その通りですよ。良いんですよR1。

少なくとも現時点で自分にとってコレ以上に”良い”バイクはないですよ。

 

だって自分のバイクだもの。

 

良いですよねぇR1って言われるのは悪い気はしないんですよね。自分が好きな物を褒められるのは気分がよい。でもですね、大概次に出て来る台詞はこうだ。

 

『僕もお金があったら乗りたいんですけどねぇ…f(^_^;)』

 

参考までに僕がR1を買ってからの平均の食費は概ね月6千円前後です。

マキシマム2千円弱まで下げて餓死し掛けたコトが何度かある。人はどれだけたくさん食べてももやしだけでは生きていけないのだ！

 

…。

 

僕はR1が好きなんですよ。

憧れもあったし、タイミングもあったかも知れない。

やむを得ずバイクを降りなければならない時期があって、憧れが渇望に変わって、それはもう大きく膨れ上がって、R1を得るためには手段を選ばないっていう勢いにまでエスカレートして、エスカレートしたまんま。みたいな。

 

今日僕に面白いコトを言ってのけた青年よ。コレだけは言っておきたい。

 

君が乗りたいと思った乗り物がムルシエラゴじゃなかったコトに感謝するべきだ。

仮に君の職業がアルバイトだったとしても、ちょっとした工夫と死ぬ程の努力をすればR1には乗れると思うぞ。

 

だってほら。

僕みたいな人間でもR1を維持するコトが出来る。

 

ギリだけどな！！