月にタッチして帰って来るぐれぇわけなかったぜ。奇跡なんて言葉、知らなかったよっ。

ラインからフォームから全部イチからやり直しな訳ですけれども。

今の目先の目標は日光サーキットのタイムを出すことで、今の自己ベスト38秒5からあと1秒削ろうと思ったら今の延長戦で走り込むだけで叶う目標だとは思えない。

少なくとも僕の引き出しを全部ひっくり返して考えた中にはほんの少しも希望を持てそうなネタはない。

そこでラインを考え直して、そのラインに乗せるための体力作りと、自分自身の軽量化に取り組んでいるっていう訳なのだけど、体力と同時にフォームも変えないと難しいんじゃないかと思う。

この前の日チャレでフォームの変更とラインの変更を意識して走ってはみたものの、フォームは身体が言うことを聞かなくて思ったほど変わっていなかった。この辺はまだ時間が掛かりそうなのだけど、動画を見る限りラインはちょっと頑張ってたように思う。

僕のスタイルで大きくタイムアップするために最も改良しないといけないというか、手っ取り早いのは6～7コーナーだと思うのだけども…



この場所で少なくとも内側から2本目の白線の上から2本目と3本目の間のアスファルトまでの間にフロントタイヤが収まっていないといけないっていう仮定を立てた。

上の画像は38秒5で走った周のだけど、フロントタイヤは一番外の白線の上に乗ってる。

立てた仮定から言えば大きくラインを外してるっていうことになるんだけど、あの日予報にはない雨が朝から降っていて、決勝の時には完全にドライだったものの『白線…滑るかも…』っていうイメージが先行して、ビビッてしまった。

それでも今まで白線ギリギリを通すっていうラインだったのが、タイヤ1本分でも自分から狙ってそのラインに持って行ったっていうのはちょっとした進歩だったな…とちょっと喜ばしい♪

このコーナーで白線の上に前後タイヤをガッツリ乗せていく真っ黒い人を知っているし、乾いていれば白線に乗っても滑らないっていうのは頭では判るのだけど、身体が拒絶するんだよなぁ…。

サーキットでタイムを出すためにはいろんな練習をしないといけないと思うけど、一番難しくて一番効果が高いのはやっぱりイメトレなんじゃないかと実感してる。

何しろ僕の中でサーキットのタイムってのはほぼほぼ精神論みたいなもんだから（笑）

きっと白線が滑るかも知れないと思って恐怖することで、逆に身体が硬くなって転倒のリスクを引き上げるっていうことなんだと思うし、白線に乗っても問題ないっていうのを身体が正しく認識していれば、白線の有無には関係なく自分が乗せたいラインに乗ることができる。

人が想像できることはすべて実現可能。

月にタッチするなんてわけないよ。