トルクレンチと強制エア抜きマシン発掘。

昨日は実家に帰省していた訳ですけれども。

 

帰省というか寄生というか、ご飯の心配もいらなければビールも冷蔵庫に山程あるという贅沢さ。

庭先で気兼ねなくジャブジャブ洗車したり、元がボロいので大して綺麗にならなかったり、それでも何やら満足感は抜群だったり。

これで家賃もないし光熱費の徴収もなかったってんだから、実家に住んでた時ってのはアレですな。天国だったと今更ながらに実感する。

 

こういう計算はするとダメージがでかいので幻の禁じ手とされている訳ですけれども、家賃と光熱費っていう基本のランニングコストが月に10万円強。

それが1年で120万円ってコトになる訳だから、そりゃぁちょっとしたSSなんかローンも組まないでポンポーンと買えちゃうし、タイヤだって毎月ディアブロスーパーコルサを前後贅沢に交換出来てしまう。その上余裕すらある。

 

実家で暮らしてた時の収入は何気に今よりも多かった時もあるのだけれども、今考えると当時は何故かお金が貯まらないなぁと思ってた気がする。

いったい何に遣っていたのやら。。人間ってのは恵まれた環境の中にいるとそれに気付くコトが出来ないってホントだなぁ…。

 

うわぁ…やっぱりダメージでけー。

 

ところで。

実家に住んでいた頃に工具の類いを置いてあった場所が甥っ子のサッカーボールやらインラインスケートやらキックボードやらのアウトドアオモチャ置き場になっていたので、自分の工具は全部処分されてしまったものだと思っていたんですけども、今日ボスはし（親父）と工具の話しになった時に裏の物置に移してあるかも知れないってコトになって、処分されたと思っていただけにあまり期待はしてなかったんですけれども、2人でトレジャーハンティングの冒険に出掛けたんですよ。

 

遺跡の番人の攻撃（クモの巣）や侵入者を圧死させるためのトラップ（絶妙な順番で積み上げられた色んなものが崩れる）等の苦難を乗り越えてついにボスはしとのりはし一行は念願の宝を手にしたのでした！

 

 

今回はそんなにたくさんモノを運べるような用意をして行かなかったので、差し当たってトルクレンチとKTCのラチェット（ソケットのがでかいやつ）と変換アダプター、それからエア抜きの強制吸引する道具（正式名称とメーカーは忘れました）を持って来ました。

そもそも先日のエアフリーバンジョーもぎ取れ事件の時もきっちりトルク管理出来ていればあんなコトにはならなかったはずだし、バイクはトルクをキッチリ管理してあげないとちゃんと性能を発揮出来ない部品も多いので、トルクレンチは必要な工具だったりするんですけど、安いものでもそれなりのお値段がしよるので、なぁなぁになってしまって買い直していなかった。それが今回発掘されたのは非常に嬉しいプレゼントだ。

 

ってか『いっきしっ』っつってくしゃみした瞬間にねじ切ってしまった訳だからトルクレンチを使っていたとしてももぎ取れてたとは思うんですけどね…。

 

それからエア抜きの道具はハンドルでシュポシュポするとブリードから強制的にオイルを吸引するので、レバーをポンピングして握り込んでブリードを緩めてエアを抜いてブリードを締めてっていう作業が一切必要ないし、ワンウェイバルブを使うよりも更に早くて確実。これアレです。『なくても良いって言えば良いんだけど、あったら夢のように快適な道具』のうちのひとつだと思う。

 

残念ながらなくなってる工具もたくさんあったんですけど、トルクレンチとエア抜きマシンが見つかっただけでもかなり嬉しい。

実りのある帰省になったもんでした。

 

それからフロントブレーキはエア抜き工具を持っては行ったものの、エア抜きが必要な事態にはなりませんでした。

ただどうも違和感がある気がするので暫く様子を見ながら乗ってるコトにします。

 

『ブーーーーン』

『スカっ』

『あれっ！？』

『ガッシャーン！！』

『カラカラカラカラ…』

『ピーポーピーポー』

 

みたいなコトになったら目も当てられない(笑)