シートカウルの穴のヤツめっ！覚悟しろっ！！

カウルの穴を塞ごうと思う訳ですけれども。

マンションバイカーな自分としては音の問題やスペースの問題で思うように作業できないことが多いんですけども、なんとか割れた部分を取り除いたあと、FRPを積層するとして型をどうするのか？っていうのがどうにも良いアイディアが思い浮かばなかった。

そうこうしているうちに買い直すにしても期間的に厳しいっていう状況になってしまって、もう直すしかねぇのだ…と思ったら良いアイディアがポロっと出て来た。

他にもコメントでアイディアをいただいたのも合わせてなんとかなりそうな気がして来たっす。

まず、平面部分と曲面部分を別々に考えて、平面を先に作ってしまうことにする。

『ま』さんがコメントで教えてくれたビニール袋の中でFRPを積層しておくと手で触れるっていうのがどういう感じなのかイメージできなかったので、まずは鏡の上で完全な平面を作成するの巻です。

鏡と言えばその昔Jog-Zのシリンダーを鏡の上で削って圧縮比を上げたりしてましたけども、平面と言えば鏡というくらい、平面界の重鎮であらせられる。

ところが、我が家には取り外せる鏡が1枚もなかったので、代わりにガラスで代用しようと思うんですけども、ベランダに出るところのガラス戸しかなくて、スペース的に厳しかったのと、万が一割れてしまっては一大事なので別の方法を考える。

困り果てて回りを見渡すと、手頃な大きさのガラスを発見しました。



電子レンジ。

必要な平面の面積を型を取って割り出してガラスクロスを切り出す。



とりあえず5枚も積んどきゃ良いだろってことで、型を元に5枚。

紙のカップに謎の液体を入れて…と思いきや、中で固まってた。フタが甘かったらしい。

持ったら重かったから平気だと思ったのだが…どうりて振っても何の音もしない訳だ（笑）

急遽近所のDIYショップに買い出しに出掛けて作業再開。

電子レンジのガラス面にビニールを敷いて、切り出したガラスクロスを敷いて2%硬化剤を添加した謎の液体を刷毛で塗り塗り。っつぅか叩き込む。

5枚分塗り重ねて金属のゴロゴロローラーで空気を抜いて平面作成中。



このあと気付いたのだけど、『ま』さんが教えてくれたビニール袋の中で積層ってのは、まさに読んだまんまで、手で触れるってのはビニールの上からって意味だったんだな…orz

で、平面作成中に、ようやくアイディアが出て来た型を作る。

まず適当な紙で適当に現物合わせ。



これを買ってきた塩ビ版に乗っけてハサミでガシガシ切る。
それをカウルにあてがってテープで固定。



そこで登場する職場から借りて来たまま返すのを忘れているお化けドライヤーの登場です。

これをカウルに接して浮いてる部分に当てて行くと、前後の角が残ってるところで折れ曲がるので、割れてなくなってしまっている部分も綺麗に角の型ができるのだ。のはずだ。

まがったそばからテープで引っ張って固定して、3方向の角を暖めて生成する。

そんでこうだ！



おっ！悪くないんじゃねっ！？

裏から見たらもう完璧！！



角も平面も良い感じの型になっとる。

で、本当は平面で作った板を穴の形に切って、更に曲面は2ヵ所別々に合体しようと思っていたのだけど、良く考えたらそれでも平面板と元のカウルの間の溝にパテを盛らないといかんので、まだ固まり切ってない平面をそのままずどん！



更に曲面も5層ずつ貼っ付ける。

ってか型が良い感じに作成できるなら平面を別で作らないで1枚ずつ貼って行った方が隙間のパテ少なくて済んだろうな…f(^_^;)

ってなことで完全硬化まで放置。
シートカウルの穴っぽこ修正第1弾はこれにて終了。

これから平日の夜に地味にパテを盛ったり削ったり。

待つのが嫌いな自分としては、パテを盛ったり削ったりするのがすぐに飽きてしまうので、物凄くいい加減なところで投げ出すんだろうな…という想像が今から目に浮かぶ（笑）