負けず嫌いなので負けるのは嫌。でも負けた悔しさをバネにして努力を重ねるのは楽しい♪

表面的なブームは常に巡る訳ですけれども。

例えばテクノなんかのピコピコサウンドがドカンと流行ったら、その後は生音の音楽が流行りやすいとかそういうノリ。

結局同じことをずっとしてると飽きてしまうし、ずっと目にしてるものとまったく違うものをパッと見ると物凄く新しく感じたりするっていうことなんじゃないかと思う。

その昔、走り屋的なことをしてた後、もうスピードを出すのは良いかな…と思って、一時期和製アメリカンスティードに乗ってたことがある。

ずっとレーサーレプリカに乗っていて、バイクといえば前傾姿勢というのが当たり前だったので、足を前に放り出して乗るのが逆に怖かったり、暫く低速でバランスが取れなくてフラフラしたりしてたけど、馴れてみるとあれはあれで面白い乗り物だったな。

当時セバスチャン・バックに憧れていて…っつぅかもうセバスチャン・バックになろうと思っていた勢いだったので、髪が腰辺りまであってバイクに乗ろうが乗るまいがいつでも上から下まで革、靴はウェスタンブーツっていう出立ちだったので、格好的には何の違和感もなかった。っつぅか逆に自然だったのか。

ところが、趣味が変わることがあっても性格ってのはなかなか変わらないらしく、通勤で通る首都高でステップをガリガリしたりしていて、乗るバイクと乗り方がまったく噛み合ってなかった疑惑。

で、その後暫くバイク自体降りることになるんですけども、復活した時には憧れのYZF-R1を手に入れて、すぐにまたサーキットなんかも走るようになって、更にその後はレースまで始める始末で、ここ数年スピード！スピード！スピード！タイム！タイム！タイム！！なので、またちょっとのんびりしたくなってきた気がする。

今のところまたスティードに乗りたいとは思わないし、かといってハーレーに乗りたいっていう欲もないのだけど、なんていうかこう…SRとかその手のドコドコするヤツでその辺をトコトコするのとか面白そうだな…なんて。

SRは弾数が多いだけにそれなりの程度のがそれなりの値段で手に入りそうだし、割と現実的かも知れないな…とか地味に真剣に考えていたのだけど、『もしSRに乗ったら…』とか考え出すといろんなとこをどんどん弄りたくなって、これでサーキットを走ったらどうなんだろう…とか考えて、気がついたらSRで出られるレースにはどんなのがあるのかな…とか検索を始めていたりする。

つい4年くらい前、茂原やトミンのスポーツ走行が趣味で、茂原モトブレイクのタイムアタックがサーキット走行のモチベーションのすべてだった頃、草レースだろうが選手権だろうが、レースに参戦している人は僕からみたら雲の上の人だと感じていた。

それどころか、トランポも買えなかった自分からしたらウォーマーを使ってる人を見掛けただけで『スゲー！あの人スゲー！』と心の中で思っていたりしたな♪

4年経って振り返ってみると、飛び込んでみれば意外となんとかなるもんだっつぅか、頑張ってるうちに少しずつ横の繋がりができて、いろんな人に助けてもらえたり教えてもらえたり。

お陰で歳を重ねるごとに身体能力が目に見えて低下していったり身体の故障に悩まされたりしている割には今でも成長を続けていて、『レースに参戦する』っていうのはスポーツ走行の何倍もの経験値を一気に得られる魔法のような経験だな、と♪

何より負けず嫌いな性格とレースがスゲー勢いでマッチしていて、負けるのは物凄く嫌なんだけど、『うぉー！次こそ負けねぇ！コンチクショウ！！』っていうのがそれはもう楽しい。

そんな訳なので、もっと早くレースに参戦してみれば良かったな…とか思ったりもするのだけど、後悔するような生き方は僕の流儀に反するので、これからのレースに一戦一戦、120%で向き合うことにする。

それはそうと、SRでトコトコするっていうのもやっぱり捨てがたい。