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VFR400R(NC30)でたまにミニサーキット走行。C24セレナ(トランポ)と時々カメラのお話し。
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昨日の今日で明るい話題に触れる気にもならない訳ですけれども。
 
昨日のMoto2決勝の最中不幸なアクシデントでこの世を去った富沢祥也選手。
MotoGPクラスの決勝が終了する頃報じられた『搬送先病院で息をひきとった』というアナウンスですら『あぁ…やっぱりそうなのか…』と思えてしまうほど酷い事故だった。
 
16の誕生日に原付免許を取って、特に目的もなくJog-Zでそこら中走り回って、そのうちNSR50なんかで走り屋的なものを始めて、サーキットを走るようになったり。
 
一時期『スピードを出すのはもう良いかな…』って思ってエセアメリカンになってみたりもしつつ、結局通勤で毎日走ってた首都高でステップやらマフラーやらをゴリゴリ擦った挙げ句に今はまたR1に乗って、そう大きいトコじゃないにしても相変わらずサーキットを走ってる。
 
原付の免許を取った日からかれこれ倍以上を生きて、バイクを通じてたくさんの人と知り合った。
 
そのほとんどの人は死んでしまったか降りてしまった。
 
バイクに乗っていると死ぬことがある。
 
信号待ちで止まってただけなのに追突されて死んでしまった人や、交差点で信号無視で突っ込んで来たトラックの下敷きになって死んでしまった人や…もちろん自業自得の人もたくさんいたけれど、自分がどれだけ注意していても死んでしまうコトもある。
 
バイクに乗っていると死ぬことがあるんですよ。
 
全体の比率から言えば車の方がよっぽど死亡者数は多いし、バイクだけが危ないっていう訳でもないですけども、とにかくバイクに乗っていれば死んでしまうコトもあれば、一歩間違ったら死なせてしまうコトもある。
 
今回の富沢選手のアクシデントは、誰がどう見ても後続2台は避けようがなかった。
テレビで見ててもホンの一瞬っていえる程の出来事だったし。
 
それでも後続2台が富沢選手の上を通過したというのが直接の死因に繋がっているのは否定のしようがない訳で、バッシングしようってんでもないので名前とか書かないですけども、当事者になってしまった、生きてこれからもレースを続けて行くライダーのメンタル面に酷い影響が残らないと良いな…とも思う。
 
今年は春先に祖母がなくなったばかりですけども、人が死ぬ度にいつだったかネットで見掛けた名言を思い出す。
何処で見掛けたのかは思い出せないし、意味だけ覚えていてどんな風に書いてあったのかも覚えてないんですけども、こんな感じだった。
 
『お前が死にたいと思って暮らした今日は、誰かが死ぬ程生きたいと願った明日なんだ』
 
っていう。
 
うち僕が20代の前半の頃に癌で母親を亡くしてますけども、当時まだ実家に置いてもらってて仕事が深夜までっていう感じだったので、家に帰るのが夜中の3時とか4時とかそんな感じだったんですよね。
 
そんで初めに手術してから5年経って本人が不調を訴えた頃にはもう手遅れだったらしく、入院はしないで出来るだけ家で家族と一緒に過ごさせてやれっていう感じだったんですけど、母親的には誰に言われるでもなく自分の死期が判っていたらしく『母親らしいコトをまだしてあげていない』だの『どんなに遅くても必ずご飯を作るから起こせ。のりはしが仕事から帰ったら美味しいご飯を食べさせるのだ』だのと昼間でも起きてられなくて横になってるくらいだったくせにぬかす訳ですよ。そんなコトを。
 
逆に起こさないようにずいぶん遠くでバイクのエンジンを切って家まで押して帰って、ハットリ君も腰を抜かす程の忍び足で部屋に帰るんですけども、どういう訳かバレてフラフラと起きてきやがるんですよね。
 
そんなのを思うと、誰かが死ぬ程生きたいと願った明日っていうのも真実みを帯びるというか、自分が今生きているっていうコトは、ただそれだけでラッキーなコトなのかも知れないな…とか何とか思うんですよ。
 
僕の場合守るべき家族や最愛の恋人ってのがいる訳でもなく、ひとりで気ままに生きているので、誰かのためにってんでもないし、誰かの分までってんでもないですけども、せめて繰り返す日々を幸せだと感じられるような生き方をしないといかんよな、と。
 
僕にとっては母親というものの見本のように優しくて厳しかった母親は、僕が下を向いていじけているよりも笑っているのを喜んだから、これからも日々をアホみたいに笑って過ごさねばならんです。
 
ネット中に富沢祥也氏の笑顔の画像がリンクされているのを眺めつつ、祖父母や母親がまだ自分の記憶の中で生きているように、きっと富沢祥也氏もたくさんの人の記憶の中でこれからも走り続けるんだな…と珍しくセンチメンタルでジャーニーなコトを書いてみた。
 
ジャーニーはまったく関係ないけども。


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無題
富沢祥也選手の突然の訃報にとてもショックを受け、やり場の無い喪失感を抱えてネットを彷徨い、ここに辿り着きました。ブログを拝読して涙が止まりませんでした。生きていると色々辛いこともあるけれど、「死ぬほど生きたかった明日」を生きることが出来ずに逝った人たちの分まで、私たちは生きなければならないですね。私はバイクの免許さえ持っていないのですが、今年に入ってふとしたキッカケでバイクに興味を持つようになり、偶然TVで見たMoto2のレースで富沢選手の存在を知り、それからはずっと楽しみに応援して来ました。もうあの走りを見ることが出来ないのだと思うと、お逢いしたこともない人なのに、食欲が無くなるほどショックです。今はただ、太く濃く生きた若い彼に恥じることのない生き方をしなければならないのだと、言い聞かせています。10年以上前に他界した父親のことを思い出しました。
かもめ
2010/09/14(Tue)22:55:45 EDIT
Re:無題
かもめさん

コメントありがとうございます。

ウチの母親も亡くなってからかれこれ10年以上経ちますが、若い内に家族を亡くすというのはちょっと文章で表現するのは難しいものがありますよね…。
でも逆に若い家族を亡くすというのは想像も出来ない程悲しいコトなんじゃないかと考えたりもします。

僕の中で永遠のヒーローはウェイン・レイニーというライダーなんですけども、富沢選手と同じコーナーでクラッシュして麻痺障害が残って選手生命が絶たれてしまったんですよね。

そういう意味でも二重に悲しいというか…もうなんて言ったら良いか判らないです(:_;)
【2010/09/14 23:36】
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