別にゲイって訳でもないが女子よりバイクが大事だ。

『でもさ、車よりバイクの方が絶対危ないよね!?』と言われた訳ですけれども。

 

そもそも今日の仕事中に『結婚どころかここ数年彼女すらいないというのは、男100%の職場というのを差っ引いても、ただ単に出会いがないだけっていうだけではないよね』っていう話しから始まって、結局理想が高過ぎるんだろうっていうトコに落ち着いた訳ですよ。

 

で、自分の場合自分からバイクを奪わないコトっていうのが絶対条件で、逆にこれ以外の理想って全然ないようなもんで、気が合えばそれだけで良いんですけどね…なかなか難しいらしい。

バイクが好きだっていう話しをすると『私もバイク好きなんです！今度後ろに乗せてください！』的なお決まりの社交辞令が展開される訳ですけど、そういう人達のイメージするバイクってビッグスクーターだったりネイキッドだったりアメリカンだったりで、リッターSSを始めから思い浮かべる人っていないですよね。

 

そんで、どうせ社交辞令なんだから、女の子の腕力でR1のタンデムにしがみついてるのは無理だろうとか、そもそもシングルシートだしなぁ…とか真面目に考えないで『良いよ！今度ね♪』とかなんとか気の利いたコトのひとつも言って流しておけば良いんだろうけども。

 

で、そういう人と仲良くなっても結局は『ツーリングは良いけどサーキットは危ないからやめた方が良い…ってかやめて欲しい』的な核爆弾を投下される訳ですよ。

っていうようなコトを言うと、『それはのりはしを心配しているからそう言うんだよ』っていう、居酒屋一次会から二次会カラオケ！くらいお決まりの会話の流れで。

 

心配してくれているっていうのは良く判るんですよ。判ってんです。

でもですね、自分にとってのバイクだったり、バイクでサーキットを走るっていう行為は、趣味とかそういうものではなくて、『これを以て己とする』っていうか、それを含めてのりはしという人間だと自覚してる訳で、あんまり走りに行けない時にも必要な筋肉を通勤中に鍛えちゃうくらいのおバカ加減なくらいで、ソレ取っちゃうのは自分からしてみれば、付き合い出してから『その鼻気に入らないんだよね。整形して来てくれる？』っていうくらいのノリなんですけどね…。

 

でもコレ言うと三次会どうする？っつってカラオケ屋の前で40分ウダウダ立ち話しっていうくらいのお決まりパターンで『それは屁理屈だよ〜(笑)』ってなるので言わないでおいたり。

 

で、代わりに『自分にとってバイクは甘いものが好きな人にとってのチョコみたいなもんだから』っつって。

暫く食うなって言われたら我慢出来なくはないけど、二度と食うなって言われたらそりゃぁ断固阻止だろうが、と。

 

特に彼女を猛烈に欲しがってる訳でもないし、このままバイクに跨がり続けられるんだったら一生彼女とか出来なくて良いんで、そっとしといてくださいよってコトでこのネタは終わったんですけど、そこから飛び出した流れ弾が車よりバイクの方が絶対危ないよね？ですよ。

 

一瞬相手がシンドリーちゃんに見えた気がします。

 

その人が言うには、自分が気を付けててもぶつけられたりするでしょう？っつって。

でもですね、屁理屈ついでに言ってやったんですけどね。

 

『そんなもんバイクだろうが車だろうが電車だろうが飛行機だろうが、もっと言えばただ歩いてるだけでも同じだっつの』

 

確かにサーキットを走れば転けますよ。あぁ転けますよ。

転けないでどんどんタイムを縮めて行けるほどセンスもテクもねぇですよ！

でも裸でチンコぶら下げて走ってる訳でもあるまいしそれなりの装備をしてるっつの。レースって訳でもないんだからいつでも目を三角にして一杯一杯で走ってる訳でもないんですよ。

 

っつって言い放ってやったんですけどね、そりゃぁもうカラカラに天日干ししたバスタオルで風呂上がりの身体を拭くが如くの給水力で『なるほどねぇ…』っていう理解を示す辺り、この同僚が女の子だったら今すぐ求婚するトコなんだがねぇ。