空飛ぶステゴン。うっかりミスでオイルがポタポタ落ちてくるの巻。

先週の土曜にOKRに出掛けた訳ですけれども。

VFRのフロントサスなんかをちょこちょこっといたずらしに行ったんですけども、ちょっと前に『ステゴンのオイルを交換した方が良い音してる』と言われていたのをすっかり忘れていたのを思い出したので、OKRの駐車場で交換することにします。もちろん無許可です。

まずはジャッキでフロントを持ち上げてドレンボルトの位置を確認、皿を仕込みます。



あとは古いオイルを抜いてドレンボルトを着けて新しいオイルを規定量入れたらおしまい。
車のオイル交換なんざ一瞬です。ちょろいです。

で、自分のVFRの整備なんかしつつ、社長がししまるさんのNINJA250Rのパーツ交換とかしてるのを見てたんですけども、NINJAのオイルを抜いてドレンボルトを締める時、なんかワッシャーみたいなのがついてるのが目に入った。

そういえばドレンボルトといえばワッシャーがパッキンになってるんだったな…さっき自分のステゴンのドレンボルト締める時、そんなの着けたかな…いや、いくらなんでもドレンワッシャーを着け忘れるなんてヘッポコな真似はしないはずだが…ちょっと覚えがないな…とか何とか思いつつですね、オイルを抜いて廃油のドラム缶に立てかけておいた皿を見てみたんですよ。



おっ…おぅ…。

そもそも毎回新品使えって話しなんですけども、それ以前にオイルを抜く時にサッと引き抜いて皿の中にポロっと落としてしまって、拾ってパーツクリーナーで綺麗にしておいた時にはもうドレンワッシャーの存在が記憶から抜け落ちていて、それ以前の問題。。

さて。
やっちまったもんは仕方ないので、どうするか？？って話しなんですけども、今入れたばかりのオイルを抜いてまた入れるとなるとお財布に優しくない。

社長に何か良い手はないか？と相談したところ、『ドレンをササッと抜いて指でズボっと蓋してるうちにワッシャーを着けて指を離すと同時にボルトを入れちゃえば良いんじゃね！？』と。

それだっ！！

名付けて『ドレンをササッと抜いて指でズボっと蓋してるうちにワッシャーを着けて指を離すと同時にボルトを入れちゃえば良いんじゃね作戦』だ！！！

問題は、僕のステゴンは譲ってもらった時から結構なシャコタンで、バイクの積み降ろしは楽で助かるのだけどちょっとした段差や坂ですぐ腹やアゴを擦ってしまうので、ちょっとジャッキで上げたくらいでは両手で作業するのは無理。

OKRの駐車場に僕が中腰で入れるくらいの穴を掘ってその上にステゴンを移動して作業すれば簡単だけど、穴を掘るのが面倒なので嫌だ。

そこで、まずは後ろを上げられるだけ上げてウマを掛ける。
続いて前を持ち上げてウマを掛ける。

ステゴン空を飛ぶ、の巻。



これで下に潜ってモジモジするスペースが確保できたので、さっそく例の作戦を実行に移します。

社長が見てくれたので大丈夫だろうとは思いつつ、車の下で整備してたらウマやジャッキが外れてプチっと逝ってしまったっていう噂も耳にするくらいなので、引きの強い自分が『えっ！このタイミングで！？』っていうような地震とかが来ないことを祈りつつ、『ドレンをササッと抜いて指でズボっと蓋してるうちにワッシャーを着けて指を離すと同時にボルトを入れちゃえば良いんじゃね作戦』を決行です。

もうね、顔とか手とか胸とかがオイルだらけになって『うわぁ…またのりはしが何かやらかしてる…』っていう未来を予測された方には大変申し訳ないのですが、オイルの損失はたったのこれだけだったのです。



何かがおかしいです。
僕がこんなに普通にリカバリーできるなんて何か裏があるに違いないです。

きっと何処かに落とし穴があるに違いないので、ドレンボルトの締めが甘くて駐車してる内にオイルが全部抜けてたとか、そういうことが起こるのではないかとビクビクしてたんですけども、今のところ特に問題は起きていない様子。

ところで、ドレンワッシャーなんですけども、着け忘れた時に結構なトルクで締め付けてたんですけども、忘れてるうちの数10分で鶏の玉子くらいの大きさのシミができるくらいには漏れてました。

せめて帰る前に気付いて良かったな…と思いつつ、『車のオイル交換なんかちょろい』とか言ってたのは何処のどいつなんだと（笑）