まるで旅ブログのようなブログ。最終回

これまでのあらすじ。

 

日常生活においては窓際でひっそりと定時を待つサラリーマンとして表の生活を送るのりはし。

その実態は千葉県外房線全域を活動拠点とする秘密諜報組織『ピーナツバター』の情報戦略部隊に所属する諜報部員なのだ。

 

第二次世界大戦末期にドイツ軍によって秘密裏に富士の樹海に隠されたというある重要機密を狙い、某国の美人スパイ『ハーミット・パープル』が入国したとの情報を受け、のりはしは同じくピーナツバターの諜報部員、コードネーム『九百忍者』と共に一路富士の五合目に向かうのだった！！

 

さて、まったく関係ないあらすじをぶちまけてスッキリしたトコで昨日の続きなんですけれども。

 

忍者乗りの友達と東雲のライコにいたはずが、何故か富士山の五合目に到着して人の多さにビックリしたんですけどね、『なんか富士山って思った程デカくねぇな』なんつって見てた訳ですけどね。

 

 

エラい見晴らしの良い高台のような場所から下を見下ろしたらちょっとビビるくらい高い訳ですよ。

小さく見えるのはだいぶ上まで登って来てるからなのであって、自分がもの凄く大きなものの上にいるっていうのを忘れちゃってた、と。

『あぁ…なるほど。やっぱり人間ってその流れの中にいる内は全体を見るコトが出来なくて、例えば今生きているっていうコトがどれだけ幸せなコトかっていうコトにも気が付かないで過ごしてるんだよなぁ…』なんていう壮大且つ真摯なコトを考えたりしましたよ。

 

そんなコト言いつつ今日の昼には既に弁当屋で自分のより一緒に買った人の弁当の肉のが少し大きいぞコンチクショー！なんて激しくミクロな思考に戻ってる訳ですけどね。

 

で、五合目には小御嶽神社っていう社があって、普段はまったく信心深くも何ともないくせにこういう時って何故かお参りするんですよね。

 

 

更に何故かお賽銭を入れて手を合わせるとちょっと気分が良かったりとかして。

来る日も来る日もバイクバイクバイク！な自分としてはここ数年浮いた話しのひとつもないので、ご縁が百倍ありますように！っつって500円玉を突っ込んで来ました。

はたして小御嶽神社の祭神が縁結びも請け負ってくれるかどうかはとりあえず置いといて。

で、財布の中にずっと入っててもう字も読めなくなってる交通安全のお守りがあったんですけど、良い加減守り抜いてくれたろうってコトで古いお守りを納めて新しい交通安全のお守りを貰おうと思ったんですけど、今までみたいに財布に入りそうなコンパクトなのが見つからず、じゃぁバイクに貼るようなのにすっかってコトで反射板みたいになってる、良く車のリアバンパーに貼ってありがちなのを貰ったんですけど、いざ貼ろうと思うとだいぶでかくてですね、色々考えた挙げ句ETC本体の蓋に貼付けました。

 

 

良く見たら富士山大社って…小御嶽神社はどうした？って話しなんですけどね。。

とりあえずこれから暫くその大きさを活かしてシートカウル下で事故や転倒やお巡りさんから自分を守ってくれると信じたい。

 

昼くらいに東京を出発したってのもあって、五合目でちょこちょこと遊んでる内に夕方になってしまって、急に空模様が怪しくなったなぁと思ったら急激に気温が低下。

スバルラインを下り始めてすぐに目の前50メートルも見えないくらい霧が（っていうか雲ですかね…）発生。

うわーぃ！空の上を飛んでるみたーぃ♪って言ってる場合じゃないくらい迂闊にスピード乗せてると突然急激なUターンが現れたりするので、かなり慎重にバイクを進めます。

 

途中樹海台っていう展望スペースがあったんで寄ったんですけど、この怪しさは尋常じゃない。

 

 

すぐ目の前がもう何も見えなくなるんですけど、下から霧のような雲のような冷たい蒸気が吹き上げて来るんですよ。

うわぁ…この下の方で絶対何人か発見されてねぇよコレ…なんていう会話をしつつ、ビビったら尿意を催したのでトイレに行ったら怖さが吹き飛ぶくらいの汚臭が。

場所が場所だけに掃除とかもそう頻繁に出来ないんだろうし、仕方ないですけどね。

ってか晴れてたら景色が綺麗なんだろうなぁ…残念。

 

トイレって言えば五合目のトイレの洗面台の張り紙に『麓から運んで来た貴重な水です。大切に使ってください』っていうようなコトが書いてあって、なんだかとても心に残りました。

日本人は水と平和はただだと思っていやがるんだと言いますが、自分もその中のひとりなんだなぁと再認識。

 

さて、スバルラインを抜けて一般道に出たら一にも二にもスタンドですよ。

結果的にはあと20キロ弱は走れるくらい残ってました。

『良い感じの下り坂はクラッチを切ってアイドリング作戦』で降りて来た効果だと見た。

 

忍者くんと、このまま帰るってのもアレなんで何か名物を食って帰ろうって相談して、あの辺名物のほうとうを食べました。

 

 

たまたま目についたお店に入ってほうとう鍋定食っていうのを食べたんですけど、ボリュームがあり過ぎて食べ終わる頃にはお腹が二回りくらい大きくなってた。

ほうとうって初めて食べたんですけど、麺が極厚のきしめんみたいで、とにかく腹にたまって持ちが良いみたいで…。

山菜混ぜご飯的なものも凄く美味しくて完食したんですけど、走り出して暫くは微妙に後悔の念が脳裏を掠め続けたりもした。

 

で、来た時と同じように中央道で引き返したんですけど、大月を過ぎた辺りから渋滞30キロ強。

適度にすり抜けつつ帰って来たんですけど、すり抜けもずっとし続けるのは神経を使うのでしんどいですよね。。

 

でもまぁそんなのも含めて楽しい休日でしたよ。

普段からちゃんと整備してると急に遠出するコトになった時にも気持ち的に安心で良いなっていうのも収穫のひとつだったり。

 

 

で、高速で忍者くんと流れ解散でひとりになってからなんですけどね、ゆるーーく右にカーブして行く高速コーナーを120キロくらいで走ってる周囲の車の流れに乗って走ってたんですけど、前を走ってる乗用車の右後ろの窓がゆっくり開くのが見えたと思ったら何かが飛び出して来たんですよ。

 

焦ってちょっとしたスローモーションになったので良く覚えてるんですけど、アレはヴォルビックのペットボトルだ。

で、そのペットボトルは風に流されて自分の進路上に着地。避ける間もなく踏んでしまったんですけどね。

 

運良く、いや、踏んでる時点で良くはないんですけど、運良くリアで踏んでズルっと1メートルくらいスライドしたんですけど、スライドしたのがリアだったんでなんとか転けるには至らないで済みました。

でもですよ？これがフロントだったらヤバかったんじゃないかなって思うんですよ。

渋滞抜けて流れが良くなってる3車線の道路の真ん中車線で転けたりでもしたら後ろから来た車に120%踏ん付けられてペッシャンコですよ。

 

前もトミンの帰りの常磐道で車からビールの缶が飛び出して来たコトあったし…火がついたままのタバコを投げ捨ててるのなんかも良く見掛ける。

『車に乗る人』って括るのは大雑把過ぎると思うくらい一部の人なんだろうけど…免許が取れるくらいの歳ならもう大人なんだから。

走ってる車からものを投げれば危ないっていうコトだとか、それを掃除する人も命懸けなんだってコトだってちょっと考えれば判りそうなもんだと思うんですけども。

 

とりあえず昨日車からペットボトルを捨てやがったアンニャロウは、たまたま転がって来たサッカーボールを誤って踏ん付けて足首グキってなって転けろ。そんで起き上がろうと思って手をついた場所に犬のうんことか落ちててブニって踏んじゃったりして微妙な気分に浸れコンチクショウ。

 

と思いました。

 

以上、報告終わり！

ピーナツバター情報戦略部隊所属のりはし