パニックイン岩手

昨日一昨日と青森の八戸にいた訳ですけれども。

 

何しに行ってたか？ってのはご存知の通り、何やら旨そうなラーメンを出す店が青森にあったので行って来たって訳ですよ。

 

朝5時に東北道蓮田のSAでハットリと待ち合わせて、ハットリが遅れて来たので少しダバダバして出発。

この２人のお約束は何処を走る時も距離で話すってコトなので、今回も『取りあえず200から250kmで適当に』と言って走り出す。

 

群馬を掠めて栃木を縦断。一気に福島県の中ほど、安積PAまで行って休憩。

トイレとタバコ1本ですぐ出発。

 

福島県を過ぎて宮城県に入った辺りから少し雲行きが怪しくなって少し降られつつ長者原SAで軽く休憩。

 

『八戸自動車道に入る前に1度休憩入れよう』と伝えて走り出したはずが、最近新車の10Rに乗り換えたハットリは放っておくと幾らでも走ってしまうので困ったものだ。

 

といった訳で折爪SAまで一気に走ってしまう。

 

この時点で予定よりもかなり速い時間に着いてしまって、お昼時にぶつかってしまうんじゃないかと思う勢いだったので、タバコを吸ったり、おでこを蚊に刺されてるハットリにそれを教えないで血が吸われて行く様を観察したりしつつ、時間を潰す。

 

適当な時間になったので八戸ICで降りて、右に曲がって左に曲がってすぐのスタンドで給油して市街を目指す。突き当たりまで行って右に曲がったらすぐに三春屋を発見！って程簡単じゃなかったけど、迷わなければ八戸ICから10分掛からないくらいの距離だった。

 

トモ松さんトコのブログでチェックしといた駐車場の一角に突入してみると、のすけさんのCBを発見。立体駐車場のスロープの下で頭を3回ぶつけて漸くR1と10Rを駐車成功。

ひとまず正面に回ってみる。

 

 

ここにあった灰皿んトコでタバコを吸っていましたらば、何やら今風の可愛い女の子が知らないお年寄りに凄い親切にしてるのを見て、青森に移住しようかと本気で考える。

 

さて、あれ以来念願だったらーめんふぁくとりーのすけに漸く足を踏み入れる時が来た訳ですけども、颯爽とエスカレーターを上がって行くと、目的地は5Fなのに何故かエスカレーターは4階までしか運んでくれません。

 

これはおかしいです。

至る所にのすけポスターが貼ってあるのでこの建物で間違いないはずです。

なのに4Fまでしか登れません。自宅から600km強の距離を超えて現地に到着してみて、こんなトコでこんな難問に行き当たるとは思いもよりませんでした…。

 

いや、2つあるエスカレーターの違う方に乗ってただけなんですけどねf(^_^;)

 

で、5Fに到着して正面が本屋。振り返るとありました。

短期間で開店準備を完成してのけた、あのブログで見たままの門構え。生まれて初めて森ビルを見たような、ちょっとミーハーな気分です。

 

 

さっそく突入してみると、ブログで後ろ姿だけ知っていたのすけさんが目の前のカウンターの中に立っています。

こちらから挨拶する前に『あ、のしはしさんだー！！』ととても良く通る声で出迎えられました！なんか嬉しかったです♪

 

ハットリを紹介してカウンターについて、メニューを取ってみるとその後ろにのすけ通信が。

 

 

のすけさんの手書きののすけ通信。

こういうトコからも一生懸命さが伝わって来ます。

 

何を食べようかと暫く悩んだものの、のすけさんが塩に拘っていると書いてたので、拘りのしおのすけを食べてみるコトにする。

それから角煮丼。

 

 

なんていうか僕は味を表現するのがヘタッピなんですけども、あっさりしててそれとなくゆずの香りがして、角材のようにごっついメンマが特徴的で、食べ始めた時は『あれ…以外と普通かも…？？』と思ったら、物凄いスピードで完食してた(笑)

 

角煮の方は、関東の角煮丼ってちょっとしょっぱいのが普通だと思うんですけども、甘くてトロトロな感じで。これはラーメンとあと少し何かっていうよりも、もっと普通の大きさで丼物として食べても全然成り立ってる気がしましたね♪

 

ハットリはつけのすけの白と生姜焼き丼を頼んでた。

 

 

ピンボケしてるけどもf(^_^;)

 

食べ始めてすぐにハットリが何やら奇声を発してるんですよね。

2日貫徹してその上バイクで青森まで走ったら脳的なものがおかしくなったんじゃないかと思いきや、『おい！のりはし、これはヤベぇぞ！スゲぇうめぇ！！半端じゃねぇ！！』と口調が18年前くらいまで戻っちゃってます。

 

どれどれと食ってみると『おいオメー！コレは半端じゃねぇな！！』と(笑)

 

しおのすけは旨い。確かに旨かった。

でもですよ。

味付けは濃いのが得意な自分としては、つけのすけ白の衝撃はちょっと説明する言葉が出て来ない。

 

麺の食感と手で持てないくらい熱い器に入ったとんこつベースのスープの濃さ、それでいてちっともしつこくなくて、なんだこりゃぁ！！と。

 

それからつけのすけに入ってるチャーシューが、これまた柔らかくて口の中で溶けるんですよね。

 

なにそれ！

ちくしょうめ！

なんで僕の腹はラーメンの3杯や4杯平らげるように出来てねぇのか…と少しどんよりする。

 

『でもまぁ良いや、青森って来てみたらたいした距離じゃなかったし、また食べに来ようっと』と思っていたこの時点ではまだ日帰りの予定で、日曜はR1のプラグ交換とエアクリーナーの掃除とかそんなのをしようと思ってたんですけども、のすけさんに渡された何やら心の暖まる黄色い紙によって、1泊決定。

 

その辺りの話しはまた別の機会に書くとして、のすけさんのお家にハットリと２人で泊めてもらって、帰る前にもう1度RFのすけによって、つけのすけの白がアレだけ旨かったなら辛いの大好きな自分としては赤を食べたらどうなんだ…？？というのをさっそく実行。した結果気絶し掛けたのは昨日書いた通りですけども、ハットリが頼んだつけのすけ黒は醤油ベースでお好みでゆずコショウをどうぞっていう意匠で。

 

 

写真凄い暗いけども…今度RFのすけにお邪魔する時までには食べログ用にちゃんとした写真を撮れるデジカメのひとつも購入しておこう(笑)

 

で、肝心の味ですけども。

見た目はこってこてなんですけども、ゆずコショウの香りもあってか、だいぶサッパリした印象だった。

 

薄味で繊細なのが好きな人はしおのすけとかつけのすけ黒なんか物凄くストライクなんだと思いますよ。

 

僕の味覚はあいかわらずワンパク路線なので、つけのすけ赤と白に心の臓を打ち抜かれてしまいましたけどね。

 

あとはみそのすけとからのすけも絶妙に気になるトコですけども、それはまた次の機会に…ってかからのすけはつけのすけ赤よりも辛いそうなので、日帰りで食べたらトイレ休憩が1.8割増になりそうなので、その日のウチに帰れるか微妙なトコだな…。

 

とにかくらーめんふぁくとりーのすけは、ちょっと650km程度走って食べに行く価値が充分にあった。もっと気軽に行ける距離に住んでる人は行って見ると良いですよ。ホント美味しいから♪

 

で、昼過ぎに八戸を出発して一路関東を目指す訳ですけども、八戸ICを降りてすぐスタンドで給油して、そのまま帰ってるつもりでいた自分としては、のすけさんのハートウォーミングな黄色い紙の話しを忘れてた訳ですよ。ちょっと今日長くなり過ぎたので書かないですけども、ちょっと走ってたんですよね。

 

そんな訳で昨日の写真ですけども、前沢SA寸前、あと3kmという地点で、のりはしまさかのガス欠事件勃発！！

 

 

岩手県なんて初めて足を踏み入れた街の高速道路の路肩でガス欠。

こういう時どうしたら良いのか判らなくて、どうしたもんかな…と思いつつ、ハットリに『もう面倒臭ぇからこの辺で仕事見付けて住んじゃおうかな』と言って『おい！ﾋﾞｼｯ』という見事にベタな突っ込みをもらいつつ、こういう時に頼りになる我らが兄貴！OKRの社長に電話してみたところ、保険屋さんに電話してロードサービスを頼めと指示される。どの高速の上りか下りかと何キロ地点にいるのかを調べてから電話しな、と。

 

相変わらず頼れる。社長ありがとうございました！ホントタスカッタガナ！！

 

そうこうしているウチにハイウェイパトロールの人がやって来て危なくないように旗を振ってくれたりパイロンを置いてってくれたりした訳ですけどね。なんかやたら良い人だった。

 

今回初めて足を伸ばしてみて、東北の人ってみんな物凄く親切で良い人ってイメージが着いたんですけども、どうなんスかね。その辺り。

 

で、あまりにも暑かったので、ハットリに先に次のSAに行って待っててくれるように伝えて、僕はひとりで東北自動車道上りの前沢SA手前3km辺りでロードサービスの人がハイオクを持って来てくれるのを待つ。

 

その後ひとりであまりにも退屈だったので、路肩であぐらをかいて白目を剥いてたり、江頭2時50分くらいの人にも負けないような三点倒立をしたり、うつ伏せに大の字になって死んだふりをして通行中の皆さんを驚かせようとしたりしてなんだかんだと1時間近くウダウダする。

 

そんな訳で昨日東北自動車道の上りで路肩でエラいコトになってるバイク乗りを見た人。そりゃぁ僕だ。

 

その後ロードサービスの人がやって来てハイオクを10L入れてもらったり、タンクに物凄くガソリンを零されたりして、3kmちょい先の前沢SAでハットリと合流。

 

炎天下で日よけもなく、無駄に三点倒立なんかして体力を消耗したので、冷たいものをガブガブ飲む。

 

タバコを一本吸ってハイオク満タンして出発！

ホントはもっと距離を稼いでおきたいトコなんだけども、ガス欠事件でビビった自分としてはかなり早めに国見SAに飛び込む。

 

そんでまた冷たいものをガブガブ飲む。

出発してすぐに遠くでエラい勢いで稲光が見えて、ハットリがヘルメットの中から『あの雷ヤバいべ！？どっかで休憩するか！？』と叫んでいるけども、『大したコトねぇよ！行こうぜ！！』と走り続けるも、何キロも走らずに安達太良SAに勝手に入る。

 

何故ならば冷たいものを飲み過ぎてお腹がゴロゴロいってウンコ漏れそうだったからだ！

 

で、ハットリにたいした事情説明もせずにトイレに駆け込んで、暫くして出て来てみると物凄い雷雨。どうにも身動きが取れなくなる。

 

1時間くらい安達太良でウダウダして、携帯からヤフー天気で雨雲の動きとか見てみると6時間待ってもどうにもならない感じだったので、仕方なしに濡れてこうってコトになった。

 

我々のタイヤは僕がメッツラーのレーステックインタラクト、ハットリがピレリのディアブロスーパーコルサ。要は溝なんかタイヤが潰れ易いように切ってあるだけで雨の事なんか考えてないタイヤなんで、雨が降ってるとどうにもならんのですよね。

 

ハットリなんか車線変更でズリッといって心底ビビってたし(笑)

 

なので、7〜80km/hくらいでジワジワと走る。

 

ちょっとそこまでラーメンを食いに行っただけなので、もちろんカッパなんて気の利いたものを持ってる訳もなく、スピードは上がらないわ車線変更は決死の覚悟だわで、ヘロヘロになりながら佐野SAまで移動。

 

ヤフー天気によると帰るまでずっと雨って感じだったんだけども、栃木に入った辺りから雨があがって、月がロマンチックな感じに出てた。

 

それから佐野SAで少し長めに休憩をとって、川口JCTで僕は外環へ、ハットリは首都高へ流れ解散。

 

なんつぅか今日は久しぶりに長文を書いてるけども、それでも全然書き足りないくらいいろんなコトがあって、ホント青森行ってみて良かったなって思う。

 

いつも僕の思いつきに振り回されてくれるハットリ、ホントありがとう。

のすけさんも今までたくさん元気を分けてくれて、その上ホントに旨いラーメンを食わせてくれてありがとう。

トモ松さん、なんか無理矢理引きずり出して付き合わせてしまって申し訳ない！それでも遊んでくれてありがとう。

 

みんな最高だ。

 

さいたまから青森なんてたいした距離じゃないってのも判ったんで、今度はみそのすけを食いに出掛けてみようと思ったりしてますよ。

 

もちろん日帰りで！(笑)